技術コラムColumn

2024.03.19

抗アレル物質加工剤
政府の花粉症対策3本柱とは?

春が近づくにつれスギ花粉・ヒノキ花粉の飛散が始まりますよね。
現在、花粉症は2人に1人が発症する国民病と言われています。
そんな中、政府は花粉症問題の解決に向け、昨年「花粉症に関する関係閣僚会議」を設置しました。
本日は、政府が解決への道筋を示した『花粉症対策の3本柱』をご紹介します。

■政府の花粉症対策3本柱

(1)発症等対策
関係学会と連携し、診療ガイドラインの改定や対症療法等の医療・相談体制の準備に引き続き取り組む。
また、アレルゲン免疫療法について、花粉が飛散していない時期に治療を開始する必要があることを踏まえ、
治療を必要とする患者が花粉の飛散時期終了後速やかに医療機関を受診できるよう、
ウェブサイト等で適切な情報提供の推進や広報に取り組む。また、予防行動について、国民に広く周知する。

(2)発生源対策
令和15年度(2033年度)までに、花粉の発生源となるスギ人工林を約2割減少させることを目標として、
スギ人工林の伐採・植替え等を推進する。

(3)飛散対策
精緻化されたデータを民間事業者に提供すること等により、
民間事業者が行うスギ花粉飛散量の予測の精度向上を支援する。

政府が花粉症対策の3本柱を示したことにより、今後さらに花粉症対策の動向が注目されるでしょう。
本年度も政府の対応に目が離せませんね。

政府広報オンライン「花粉症で悩む皆さま! 早めの治療や予防行動を!」(https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201102/2.html)を加工して作成

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